鉛系の塗料は、安価で尚且つ高性能な防錆作用を持つ塗料であり、古くから鋼橋等で使用されてきました。 しかし長所がある一方で、ばく露し体内に蓄積されると人体へ有害な症状を引き起こす物質でもありました。 上記の理由から、鉛・PCB・六価クロム等が含有する塗膜の除去を行う際には、作業員及び周辺環境へのばく露防止等、適正な対策を用いたうえでの除去及び管理が求められています。
鉛・PCB・六価クロム等の調査や除去作業は、関連資格を持った熟練作業員が細心の注意を払って作業を行っています。 橋梁や公共施設などの調査や除去工事の実績も多数ございますので、お気軽にご相談ください。 【関連保有資格】 ●鉛作業主任者…鉛業務に従事する際に、労働者を指揮するための資格です。 ●保護具着用管理責任者…保護具の適正な使用に際する指導、及び保守管理を行うための資格です。
弊社では塗膜採取の際、剥離剤による湿式剥離工法を用いています。 この工法を使用することで、剥離した有害物質の飛散を防止できるため 作業員及び周辺環境への鉛・PCB・六価クロム等ばく露防止にもつながっています。
お客様からご依頼をいただきます。
分析機関へ郵送し、溶出試験にて鉛・PCB・六価クロム等の含有の有無を依頼します。
分析機関からの結果を報告します。 鉛・PCB・六価クロム等の含有の有無に合わせ、工事の仕様が決定します。
鋼構造物における塗り替え工事の際には、湿式剥離工法という工法を使用します。 弊社では上記をはじめとした工法の施工経験、及びノウハウを活用し安全且つ丁寧な作業を行います。
【湿式剥離工法の除去工事例】
湿式剥離工法とは、塗膜を軟化させる専用の剥離剤を塗布し鉛・PCB・六価クロム等が含有した塗膜を除去する工法です。 作業者及び周辺環境へばく露する可能性が低いこと長所です。 また、経済的にも比較的安価で済むため、一般的に用いられている工法になります。
施工計画書を作成し、作業手順の周知・確認を行います。
クリーンルームと呼ばれる有害物質の除去作業場所と屋外の中継地点となる場所を設置します。 ここでは保護衣の着替え等、鉛・PCB・六価クロム等が外に出ないよう作業員が身に着けているものを綺麗にする場所です。
防毒マスク・手袋・保護衣を着用し、ローラーにて剝離剤を塗布します。 塗布後は夏場だと24時間、冬場だと48時間以上時間を置き剥離剤の効果が発現するのを待ちます。
防じんマスク・手袋・保護衣を着用し、スクレーパーを使用して塗膜を剝離します。
剥離した塗膜、養生・クリーンルームの撤去、周囲の清掃を行い塗装作業へ移ります。
受付時間:8:00~17:00 (月曜~金曜)